排泄介助の連続に深夜徘徊しだす利用者までいる始末・・・人手不足の老人ホームでのヘルパーはやめるべき理由
老人ホームでのヘルパーに興味を持った事ありますか?
ある日の事・・・・求人誌を見ていると
来年4月に高齢者施設オープン予定!!!
介護職員募集(未経験者歓迎)
〔社〕23万~27万 パート時給 950円~
(早出)7:00-16:00 (日勤)8:00-17:00 (遅出)10:00ー19:00 (夜勤)17:00-9:00
〔社〕上記のシフト交代制
〔パート〕週3~、1日3時間~相談可
なんて求人を見かける事が多いです。求人情報に掲載されている介護職員は〝満面の笑み〟を浮かべ、介護職は楽しい!!!アピールをしているではないか・・・。
では実際の
高齢者施設(老人ホーム)でのヘルパー業務はどんな現状なのか?
を老人ホームで働く友人に聞いてみました。
老人ホームでおこなうヘルパー業務内容
起床介助〔歯磨き 義歯洗浄 ベッド上のパット交換など〕
就寝介助〔歯磨き 義歯洗浄 ベッド上のパット交換など〕
排泄介助〔トイレ誘導 オムツ交換〕
食事介助〔配膳 自力で食べられない人には全介助〕
更衣介助〔失禁時 嘔吐時 起床時の衣類交換 就寝時パジャマへの着替え〕
誘導介助〔見守りを含めた誘導〕
入浴介助〔一部介助の利用者を洗う 全介助の利用者を洗う 機械浴で洗う〕
などをヘルパー業務として作業していくんです。
要介護度3~5の利用者さんが多いらしく、〝夜間帯〟は排泄介助がメインになってきます。
排泄介助の方法として、オムツ内の尿漏れ防止パットの交換やトイレへの誘導が主な業務です。
夜間勤務のヘルパー業務の現実や現状として、〝起床 就寝介助〟の際に利用者10人以上に対してヘルパー1人で介助をおこなう事も・・・
利用者さんの身体機能は人それぞれ違うので、全介助が必要な重度の利用者さん~一部介助のみの利用者さんまで〝ヘルパー1人〟で10数名の対応をするのは困難を極めます。笑
そして
食事介助も同時に利用者さん数名を対応する現状
もあるんです。
あなたは利用者さん数名を同時に食事介助できますか??
食事をテーブルに運んだり片付けたりする〝配膳作業〟だけならまだしも、自力で食べる事もできない利用者さんの介助もしなくてはならないとは 笑
基本的にどんなヘルパー業務でも〝全介助を必要とした利用者さん〟に対しては1対1で対応するのが理想です。
なので、老人ホーでのヘルパー業務は〝いかに大変なのか〟が伝わってきます。
施設内の利用者さんは身体機能の低下だけではなく・・・
認知症が進行している利用者さんがいる現状もある
時間に追われ一生懸命介助している中でも、目を話すと行方をくらます利用者さんも多いのが現実にあります。
そんな利用者さんを1人で徘徊させると、なにをするか分からないので事故やケガなどの危険にも繫がります。
老人ホーム内でのヘルパー業務にホッとひと息つける時間がないのも現状ですね。
では
なぜヘルパー業務は常に人手不足なのか??
という点・・・。
とにかく過酷な現場なので、きつくて辞める人が大半みたいです。
そんな中で収入面も〝きついけれど給与は安い〟ので、我慢してまで働く環境ではないのです。
高齢者施設(老人ホーム)内で働く介護スタッフの中には〝男性職員〟もいるでしょう・・・。
しかし、結婚しても家族を養っていく事は難しく、〝夫婦共働き〟で生計を立てていかないとダメみたいです。
また職場の人同士での人間関係も良くない事も多数あるみたいなので退職する人も多いです。
老人ホームで働くメリットはあるのか? 笑
なんて言いたくなるくらい過酷な世界ですね!!!
しかし、あなたが高齢者と接する事が好きであれば〝ヘルパー業務〟を頑張ってみてはどうですか?
ありがとうございました・・・
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